古い神社を訪ねました。境内へつづく小道、見上げると大きな楠の枝のあいだから振り落ちてくるような光と影。たちまち私たちをある時間、空間へといざないます。本当に何かが大好きだと言えたあの頃の自分にも還れそうな。
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「だれのものでもなかったあたし」
すみれの花の砂糖づけをたべると
私はたちまち少女にもどる
だれのものでもなかったあたし
(江國香織 『すみれの花の砂糖づけ』)
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孤独がエゴイズムを突き抜けて何かと語らう。つかのまのほんの短い時間だけど魂が砂糖とともに溶けていく。
みずみずしさに感動します。