« TRAM/御所ケ谷トラムへ | トップページ | ステイ・インディーズ。 »

2009年12月10日 (木)

Crescent Down Works MADE IN U.S.A

Epice

epice/エピス 

Crescent Down Works  MADE IN U.S.A.

M&Mはほぼ毎日商品が入れ替わっていきます。昨日見ていた商品が今日はすでに売れてしまっていたということもよくあります。リサイクルの場合もあるので大袈裟にいえば二度と同じものには出会えないわけです。お客様から「昨日ここにあった商品は?」と訊かれ、もう売れてしまいましたとお伝えするとかなり残念がられます。自分でもよそのショップなどで何度も経験したことなのでお気持ちがよくわかります。

でも最近は「欠品」はもちろん申し訳ないと思うけど、その一方でそれこそがいつでも何でも買える時代の「価値」かもしれないと感じるようになりました。

突然夜中におしるこが食べたくなってもコンビ二が開いてるし、音楽もダウンロードして買える。しかしいつでも欲しいときに欲しいものが買えるけど、今はその便利さと引き換えに買い物するときの“決断感”やドキドキは薄まった気がします。自分の場合を振り返っても買い物が予定調和的というかなんとなくのっぺりとした感じです。なにも今勢い込んで買わなくてもというものが多い。

どこのショップも来年の春物は何が何点入荷するかは夏頃にはすでに決まっています。M&Mもそのようなトレンドを意識したディレクションはありますが、一方でその日にならなければわからない入荷もたくさんあるのです。この店にはスタッフも半分予測のつかない偶然の要素が多い。

M&Mにお客様が来てくださっている理由は、このショップの基本的価値観とリサイクルの偶然性によるf分の1的ゆらぎがM&M的価値だとして認めてくださっているからだと思うのです。M&Mに来て、がちがちにトレンド予測されたメジャーなショップとは一味違う品揃えを楽しんで行ってもらっている。そんな気がします。

偶然に欲しいものとめぐり会う楽しみは、便利な時代に合っていないようでときどき存在していて欲しい価値。そう思っているのです。

« TRAM/御所ケ谷トラムへ | トップページ | ステイ・インディーズ。 »