年末年始の営業予定 KLARA
リバティー/Liberty ハンドメードスカート
Blue Cult ファー付きブルゾン
もしも願いがかなうならタイムマシーンで120年前の世紀末ロンドンにアーサー・リバティその人を訪ねてみたい。
日本美術のインポーターとしてスタートした頃のこと、オスカー・ワイルドとの話、ウィリアム・モリスの「アートアンド・クラフツ」をビジネスマンとしての才覚で「運動」から実際のファッションの世界に花開かせていったサクセスストーリー。
彼本人の口から語ってもらえたら....。写真で見るリバティーはちょっと強面(こわもて)ですが。(笑)
About Liberty(リバティー・オブ・ロンドン)
先だって夢で同業の先輩と久しぶりに会って話していたら元気になりました。最近はあまりショップで面白い、楽しいなんていう経験をしないからM&Mは頑張りなさいと。
以下先輩曰く。
売れなければ価値がないというような発想はユニクロに任せるべきである。
新しいカテゴリーのショップをつくるのだという美学を持ちなさい。M&Mのようなインディーズ・ショップがデータを見ながら作っても面白くならない。
90年代初頭までショップはもっと刺激的で創造的なメディアの一つだった。かっこいい部分だけ下手でもいいから真似しなさい。今の時代はどこも商品を売るだけのBOX。
迫力とか熱気がないショップを作っても仕方ない。ショップをつくるというのにハングリーな高揚感を消してやるくらいならいっそやめてしまいなさい。
熱い情熱の塊のようなお方です。(笑)
epice/エピス
Crescent Down Works MADE IN U.S.A.
M&Mはほぼ毎日商品が入れ替わっていきます。昨日見ていた商品が今日はすでに売れてしまっていたということもよくあります。リサイクルの場合もあるので大袈裟にいえば二度と同じものには出会えないわけです。お客様から「昨日ここにあった商品は?」と訊かれ、もう売れてしまいましたとお伝えするとかなり残念がられます。自分でもよそのショップなどで何度も経験したことなのでお気持ちがよくわかります。
でも最近は「欠品」はもちろん申し訳ないと思うけど、その一方でそれこそがいつでも何でも買える時代の「価値」かもしれないと感じるようになりました。
突然夜中におしるこが食べたくなってもコンビ二が開いてるし、音楽もダウンロードして買える。しかしいつでも欲しいときに欲しいものが買えるけど、今はその便利さと引き換えに買い物するときの“決断感”やドキドキは薄まった気がします。自分の場合を振り返っても買い物が予定調和的というかなんとなくのっぺりとした感じです。なにも今勢い込んで買わなくてもというものが多い。
どこのショップも来年の春物は何が何点入荷するかは夏頃にはすでに決まっています。M&Mもそのようなトレンドを意識したディレクションはありますが、一方でその日にならなければわからない入荷もたくさんあるのです。この店にはスタッフも半分予測のつかない偶然の要素が多い。
M&Mにお客様が来てくださっている理由は、このショップの基本的価値観とリサイクルの偶然性によるf分の1的ゆらぎがM&M的価値だとして認めてくださっているからだと思うのです。M&Mに来て、がちがちにトレンド予測されたメジャーなショップとは一味違う品揃えを楽しんで行ってもらっている。そんな気がします。
偶然に欲しいものとめぐり会う楽しみは、便利な時代に合っていないようでときどき存在していて欲しい価値。そう思っているのです。
夕方TRAMさんへ行く。御所ケ谷のゆるい坂道を同じセーラー服の生徒たちが列をなして下ってくる。この学校へ通ったわけでもないのに不思議に懐かしい気持ちになる。
「よほど遠い過去のこと、秋から冬にかけての短い期間を、私は、変な家庭の一員としてすごした。そしてそのあひだに私はひとつの恋をしたようである。」
高校時代に出会った尾崎翠「第七官界彷徨」(昭和6年) はこんな書き出し。全編隅々にいたるまで鮮やかなポエジーにあふれ、今も圧倒的に新しい。毎日の生活でいつしか見失い、忘れはてたもの。もっと正確にいえば忘れたふりをしていたもの。ふとしたきっかけで思い出す。
そういえば平尾山荘通りの森に一つの古井戸があった。あるとき何気なくのぞきこむと木漏れ日の筋が射し込み水面がガラスのように光っていた。
ショップのコンセプトを考えている時は楽しい。同業異業にかかわらずたくさんよそのお店も見る。当たり前だけど実際そこから自分の世界を見つけるのは難しい。表面だけ真似たものはその中途半端さがにじんで結局淋しいものにしかならない。案外音楽とか映画のような仕事と関係ない自分の趣味みたいなところからインスピレーションを膨らませた時がうまくいく。
夜中急に思い立ち、無印のスパイラルノートに4Bの鉛筆で「絵コンテ」のようなものを一晩中描く。いつか見た映画の画面のはしっこに写っていた物、一瞬のショット、星新一のショートショート、気になったドラマetc...。誰におもねることなく何かの企画担当気どりでイメージを継ぎはぎ。そのうち自分がやりたい世界も自然固まってくる気がする。
ebagos/エバゴス
私達が目標にしてきたエコを意識した活動は、ここ数年ますます一過性の流行でないことがはっきりしたように感じます。とにかくこの一年家の中でも街でもエコやロハス関連の言葉に出会わない日がなかった。
こういう世の中の流れも後押ししてくれたのか、M&Mも今年はお客様から一層ご支持をいただけ創業以来の好成績となりそうです。あらためてお客様に感謝いたします。時代が厳しくなり値段が安いとか、良いもので長く使えるものなど、しっかりキャラクターが訴えられたものが選ばれた気がします。
今、日本全体の景気は決して良くないけれど「エコ・コンシャス&スマート」はみんなが求める今後の消費形態として間違っていないと再確認した2009年でした。
久しく「もやもや」した時代が続き、どうしたらこの霧を抜け出てもっとシンプルな毎日を暮らしていけるか、それが今の私達のテーマであり同時にショップの目標です。
いよいよ師走。一人前に今年を振り返っての感想でした。(笑)