TANG/SIRENE MERMAID/BROOCH
今回ショップの照明デザインを考えた時、一つ意識したのは谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」。
せっかくの照明も最近は明々と部屋全体を照らすから、陰翳から生まれていた日本家屋の落ち着きが消えてしまう。
そんな話を谷崎は昭和8年の経済誌に書いている。
自分自身も家の中は暗い方が落ち着く。
実家にいた頃は子供部屋がだんだん暗くなっていく夕方、あえて明かりを点けず、ぼんやり部屋の隅っこをながめている時間が好きだった。
誰かが部屋に入ってきて蛍光灯の明かりをパッと点けた瞬間、つまんない日常世界に戻った。
今、物販系のショップは白く明るい店が多い。これも流行だけど、今回は谷崎式に陰影美の生きる照明にしたいと思った。全体を明るくなりすぎないように注意し、必要な所だけ部分照明する。洋風に格好つけて言えば、タスク照明とアンビエント照明の考え方というものかもしれない。
シロートが物知り顔風に言って格好悪いけど、ただそんな話。
ショップオープンの忙しさでなかなかニューオープンのお知らせハガキをお客様にお届けする準備も出来ません。写真はブログを見てくださっているお客様にお届けのWEB版オープンDMのつもりです。(笑)
今回のオープンも毎度のことながら事前にほとんど告知ができませんでした。それでもオープンをブログや店頭のポスターで知っていただいたお客様が多数ご来店くださりこの二日間も予想以上の滑り出しでした。お客様に本当に感謝です。ショップの雰囲気も気に入ってくださった感想をたくさんいただきました。
まだまだ現在進行形のオープンですが、これからもっと楽しく、気持ちがいい場所になって皆さんに愛していただけるよう毎日頑張りたいと思います。
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ショップのニューオープンにともない買い取り・委託を大募集です。新店舗は福岡市の主要道沿いの立地となります。またM&Mでは今後も販売全体のクオリティーを高め、商品をお売りいただくお客様、買われるお客様双方に高い満足度をいただけるよう日々努力してまいります。
エンリーベグリン、エバゴス、イル・ビゾンテ、ヘレンカミンスキー、エピスetc...この他にも買取可能なブランドが沢山ございます。
良い品物なので丁寧にじっくり販売したい...。そのような場合はぜひ一度M&Mをお試しください。
商品は平尾本店宛てに送りください。
〒815-0083 福岡市南区高宮1-14-1
092-524-3832 10:00-20:00
ご不明な点は気軽にお電話又はメールにてお問い合わせください。
詳しい内容はページ左側の各メニューをご参照ください
皆さんの御協力がありましてM&M平尾本店はようやくオープンにこぎつけました。お客様をはじめ関係者の皆様ありがとうございました。上の写真を撮っている時点ではまだこの部分しか売り場が完成していなくて結局夜遅くに全体のディスプレーができました。それでもまだオープン日に手を入れる場所が残っていますが(笑)
いよいよというかやっとというかM&Mの本拠地ができました。スタッフ全員心をこめて一生懸命頑張ります。どうぞ生まれたばかりのM&M平尾本店を見に来てください。
営業時間 10:00~20:00
〒815-0083 福岡市南区高宮1-14-1(平尾駅改札を出ると交差点をはさんで斜め前です)
電話 092-524-3832
内心目立ちたがり屋のくせになぜだか選ぶものは地味なものが多い。色ならグレーや紺、でなければ白や黒がいい。それと関連あるかどうかは不明だが、タレントもあまり目立たないけど実力派といったタイプが好きだ。通ぶって逆に目立ちたいだけなのかもしれないけど、果たしてどういう心理状態によるものかはフロイトにでも分析してもらおう(笑)。
20代の後半に小石原村を訪ね民芸運動のことを知った。と同時に「用の美」という自分の嗜好をシンプルに説明してくれる魔法のような言葉も覚えた。以来自分の物の見方に偉い人のお墨付きをもらった気分で堂々と「意味のある地味」を通してきた。
今回新平尾本店の内装を考えた時もやっぱり「用の美」のことは思い出した。それで自分の好きな品々を思いつくままノートに書き出してみる。
「現場」というのか、要するにプロユースな感じのするものばかり出てきた。
何が好きか、どんな物を選んでいるかによってその人のことがわかったりする。
そういう意味でショップのキャラクターを決定する備品はとても重要なシグナル。店内に配置されるものを選ぶ事は格好つけて言えばクリエイティブの要かもしれない。
必要な品物のリストを作成し、経費を試算すると一度に全ての物を揃えるのはとても無理なことがわかった。(シンプルなものほど高い!)
あらためて試算表をながめ返し、打開のアイデアを出してみる。日程はとっくの昔にタイムリミットなのに...。
でも、かくまで孤独でありながらまたこれほどまでに充実する瞬間もやはりない。
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写真は工事中のストックルームです。
M&M平尾本店は平成22年2月にキャナルシティ博多店へ移転という形で終了させていただいておりましたが、移転決定時からお客様より路面店の継続を希望してくださるお声をたくさんいただいておりました。
このため新店の出店地を引き続き検討しておりましたが、この度旧店に程近い西鉄平尾駅前に出店が決まり、M&M新平尾本店として開店できる運びとなりましたのでここに御報告申しあげます。
新平尾本店は只今内装工事真っ最中といったところですが、以前の本店に比べると少しソリッドでシャープな印象にするつもりです。でも、今回そんなざっくりとしたプランはありつつオープンまでにディテールまでかっちり作り上げられそうにありません。正直言って間に合いません(笑)。でも、天井が少し高くなり、ゆったりとした時間を過ごしていただける空間にはなりそうです。場所は平尾駅のほぼ目の前です。旧店に比べアクセス条件が良くなりました。(平尾駅を出ると斜め前方に白壁のショップが見えます。)今後はキャナルシティ博多店同様こちらの方も御愛顧のほどよろしくお願い申しあげます。
新ショップの情報はまたこちらのブログで紹介させていただきたいと思います。
「年をとると欲がなくなると言うが、それは本当であろうか。私は、この秋に九十五歳を迎えるのであるが、この説は、どうも、本当には思えないのである。欲望がなくなるのではない。質が変化するのである。若い時には、雑多に我とわが身を占めていた欲望が整理されるのである。単純化されるのである」 宇野千代
この話を振り返って感じたのは、中年となり、むやみやたらな物欲は無くなってきた分、その物欲のクオリティーを上げようとしてもがいている自分のことかと思った。それが日々の頑張りのエネルギー源になっているとは言え、時々ふっと我に返り空しさに襲われる瞬間もあるのは確か。(笑)
他人にはそんな風に見られていないかもしれないけど、未だ自分の中ではスノッブであろうとする気分が生き続けている。ライフスタイルの追求というほど大袈裟なものはないけれど、こだわりは、のぼせたり、冷めてみたり、人生はそのくりかえしなのかもしれない。