Americana
M&M の委託販売はお預かりする商品をセレクトしていて、ブランドであれば何でもお受けするということをしていない。
その為せっかくお持ちいただいた商品もお受けできない事がある。そんな時は大変申し訳なく思うが、お客様に自店のホームページや商品構成を見ていただき、M&Mの品揃え傾向をご理解いただくよう努力している。
そういうわけでM&Mの品揃えは、どなた様にもというわけではない反面、M&M的ファッション志向のお客様には他にほとんどないサービスでもあるので、一度利用していただくと長いお付き合いになる方が多い。
しかしM&Mが専門性はあっても、ことさら「特殊」な店だとは思っていない。なぜなら自分たち自身がこんなのがあってほしいと願って誕生させた仕組みだし、これからの流通の選択肢には当然あって然るべきシステムだと思っているからだ。使い捨てにしないリサイクルという考え方はメインストリームとはならなくとも今後もっと太い線になり、確実にエシカルコンシューマーは増えていく。
M&Mはこれからもこの歩みを続けて行きたい。
以前「TSUTAYA」のような業態のパイオニアを目指して仕事をしたいと書いたけど、当然ながらそういった自分にとって大なり小なり影響を受けている先達は数え上げればきりがない。
福岡には恐ろしく先鋭的な存在のペットショップがあって、ここのお店も何か自分がショップの企画を考えるとき必ず思い出す存在。外面的なデザインもさることながら、かつて百貨店の屋上でしか目にされなかったペットショップを堂々ファッションビルの最前列に提示して、今では見事に人々に受け入れられている。
ペットと人というメンタルな側面だけでなく、消費、さらに物質や空間への深い思いがあってこそ、結果として美しい魅力的なショップを誕生させているんだろう。
振り返ってM&Mにそんな見事な調和をもったストーリーが描けるか。リサイクルやハンドメードが新品の商品とコーディネートされ、買うだけでなく同時に自分の物を捨てずに再び活かせる場所。しかもそれを流通の最前線で実現し、多くの人々に愛されるショップになる。
見上げればそびえるように高い山ではあるけど、まあ焦っても仕方がない、今できることから一歩づつやるしか近道などない。